涙目と涙道内視鏡手術
涙目とは?
涙は目の外側にある涙腺というところで作られ、下まぶたの縁を伝って外側から内側に向かって流れていきます。涙が内側までくると目頭の上下ある涙点という下水管の入り口から、涙小管という細い管を通って涙嚢に行きます。そして鼻につながっている鼻涙管という管を通って鼻腔に排出されますが、上述の経路のどこか1カ所でも詰まったりすると涙が溢れてきて涙目になります。また、鼻涙管に詰まりがある場合には、涙嚢に細菌感染が起きることがあり、涙目だけでなく目やにの症状が出てきます。
治療方法
詰まりの治療には直径が約1mmの涙道内視鏡を使い、詰まっている部位を開通させて涙管チューブを涙の通り道に留置します。
涙管チューブは約2か月入れっぱなしにして、その後抜去すると詰まっていた部位が広がり、涙目が解消します。
治療時間は10分程度で、目頭に麻酔の注射をして行います。
術後は眼帯をつけて(約2時間)お帰りいただきますので、歩行に不安がある方はお連れの方とご一緒においでください。
術後は定期的に涙道を洗う処置をして、留置したチューブをメンテナンスします。
費用(3割負担の方)
片側 | 約20,000円 |
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両側 | 約30,000円 |