近視進行抑制治療
オルソケラトロジー
手術のいらない視力矯正治療
オルソケラトロジーとは、近視・近視性乱視の方のための手術のいらない視力矯正治療法です。日本ではレーシックほど知られていませんが、アメリカやヨーロッパ、アジア諸国を中心に世界各国で安全性・有効性が認められ、治療が行われています。
オルソケラトロジーは、未成年者を中心に処方されています。最近ではオルソケラトロジーにより眼軸伸長抑制効果が期待できることから、近視進行予防にも有効と考えられています。
当院でも処方している0.01%アトロピン点眼とオルソケラトロジー併用で眼軸伸長の抑制(近視抑制)が53%の抑制率があるとの報告もあります。
オルソケラトロジーの仕組み
近視の視力を矯正するには
近視とは、外から入ってきた光が眼の中の網膜より手前で焦点(ピント)が合っている状態です。
近視の矯正には、目に入ってきた光が網膜状でピントが合うように、光の屈折率を変える必要があります。
オルソケラトロジーは、夜寝る前にオルソケラトロジーレンズをつけて、寝ている間に角膜の形状を平らに矯正し、光の屈折率を変化させることでピントが合うようになります。
特殊なレンズが角膜の形状を矯正
日中の裸眼生活が可能に!
オルソケラトロジーに使用するレンズは、手術をすることなく角膜の形状を変化させて禁止を矯正する医療機器です。
レンズは複数のカーブからなる特殊なデザインとなっており、それによって角膜の形状を矯正することができます。
そのため翌朝レンズをはずした後も一定時間効果が持続し(角膜が矯正された状態を保つことができ)、日中裸眼で生活できるようになるのです。
オルソケラトロジーのメリット・デメリットと合併症
メリット
- 手術をせずに就寝時にレンズ装用することで、日中裸眼で過ごすことができます。
- スポーツ(特に激しいスポーツ)をする方に向いています。
- コンタクトレンズのわずらわしさから解放されます。
- レンズ装用を中止しますと元の角膜の状態に戻せます。
デメリット
- 日中裸眼で生活するには、レンズを毎日就寝時に装用する必要があります。
- 治療の効果には個人差がございます。
- 日中裸眼で生活するには日数がかかります。
- 通常のコンタクトレンズと同様にレンズケアが必要となります。
合併症
- 角膜の感染やキズ、炎症、角膜内皮障害の可能性があります。
当院の使用レンズについて
当院では、厚生労働省より製造販売承認を受けたオルソケラトロジーレンズ「ブレスオーコレクト®︎」を使用しています。
ブレスオーコレクト®︎の特徴
- 設計開発から製造販売まで一貫して日本で行われている純国産レンズ。日本人に多い角膜形状に合うようデザインされた日本人向けのレンズです。
- 東レ社製のしなやかで割れにくい、やわらか素材を使用しており、自然な装用感を体感できるレンズになっております。
- 酸素透過性が高く、睡眠中も角膜へ十分な酸素が供給できます。
治療の流れ
オルソケラトロジーの治療は、初診検査からテスト装用、処方、定期検査の流れになります。
ご希望の方は受付にお伝えください。
❶ 治療の説明 | オルソケラトロジーを正しく理解していただくために、眼の構造や矯正方法などをご説明いたします。 |
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❷ 適応検査 | 一般的な眼科検査と角膜形状解析検査を行います。 |
❸ 診察 | 眼科専門医による診察となります。オルソケラトロジーの適応を判断し、適応とされた場合は、レンズ規格を決定します。 |
❹ テスト装用 | 患者さまにトライアルレンズをテスト装用していただきます。フィッティングと効果の度合いによって、処方レンズを決定します。 尚、トライアルレンズ使用の際は、適応検査料として5,000円(税込)をお支払いいただきます。 トライアルレンズの破損・紛失がありましたら、1枚につき15,000円(税込)いただきますので、ご注意ください。 |
❺ 処方 | トライアルレンズの装用が問題ないことと、視力の改善が確認できましたらレンズをオーダーします。後日レンズが届きましたらトライアルレンズと交換して治療を開始します。 |
❻ 定期検査 | 治療開始後、定期検査を行います。角膜の状態を知り、合併症の早期発見のためにも非常に重要ですので、必ず受診してください。 |
オルソケラトロジー治療の費用
初年度費用
オルソケラトロジーの治療は自由診療です。
治療費用は全額自己負担となります。
両眼 | 170,000円(税込) |
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片眼 | 100,000円(税込) |
- 初年度費用には、レンズ代金とスターターキット(初回ケア用品やレンズケース)1年目の定期検査費用が含まれています。定期検査は1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、それ以降は3ヶ月ごとに受けてください。
- 2年目からは毎年定期検査には別途費用がかかります。
年間4回検査費用:20,000円税込(片眼の場合も同様) - レンズの定期交換時に別途費用がかかります。
1枚:45,000円税込 - オルソケラトロジーの治療費は、所得税の医療費控除が受けられます。
詳しくは国税庁HPをご覧ください。
レンズ保証
処方によるレンズの変更 | 6ヶ月以内 左右ともに1回無料 |
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破損によるレンズの交換 | 12ヶ月以内 左右ともにに1回無料 破損交換の際は、必ずレンズの破片が半分以上あることが条件となります。 |
- レンズ紛失の保証はありませんので、取り扱いには十分ご注意ください。
途中解約について
治療プログラムですので、原則途中解約はできません。
やむを得ない理由での解約による返金(両眼)は、1ヶ月以内であれば80,000円を返金いたします。それ以降に解約の返金はできません。オルソケラトロジーは、高度管理医療機器を使用する治療のため、クーリングオフの適用外となりますので、予めご了承ください。
定額制レンタルプラン
ブレスオーコレクトのみ定額制レンタルプランのお取り扱いが始まりました。
料金
月額利用料 | 両眼 7,700円(税込) 片眼 4,400円(税込) |
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初回お支払い分 | 初回のみ2ヶ月分をお支払いいただきます 両眼 15,400円(税込) 片眼 8,800円(税込) |
保証期間
交換保証 | 片眼につき年2回の保証交換 |
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紛失保証 | 1枚につき11,000円で提供 |
ご注意事項
- 月額利用料には適用検査料、診察料、ケアセット等は含まれておりません。
- 本プランへのお申込みはレンズ使用者が20歳未満の場合、その保護者が申込者となるものとします。
- 本プランはご契約後、1年間は解約ができません。
- 本契約は解約のお申し出のない限り、自動継続されます。
- 本契約の解約・キャンセルは、ご契約申込者本人の署名と、ご使用レンズの返却が必要となります。
※加盟店へ解約を申し出た日の30日後の同月末日が解約日となります。 - 本サービス利用開始日から30日間は契約のキャンセルが可能です。
※その場合、初回お支払い額の半分(1ヶ月分の月額利用料)が加盟店を通じて返金となります。 - レンズのお受け取り期間や交換等でご利用されていない期間があっても、月額利用料の返金はいたしかねます。